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人の厚み。

映画は2時間で終わってしまう人生ドラマ。字幕が最後流れると。今まで画面で動いてた物語が無くなる。そんなことを考えると、どうも切なくなってしまう。ハイボールたじま店主です。
2時間も集中できない自分は映画の楽しみをまだ知らなくて、多分勿体無いことをしているんだなって事はわかるんです。最近はずっとお店で流しているから昔見た映画を繰り返し見てます、マトリックスはやっぱり面白い。思い返せばこんなに楽しいのに忘れていた、記憶の奥深くに眠っていた。そんなことって割と多くないですか?
どんな人にも、その人だけの人生がある。
一人一人に今日まで生きたという事実があって、自分の人生しか歩んでないけど、同じようにみんな人生を生きている。
そう考えて生活してみると見方が少し変わる。
人混みの中の一人一人が厚みを伴って見えてくる。この人にも親がいてとか誰にも奪えない青春や楽しかった思い出もあるんだろうな。とか思いを巡らす。
そんなことに気づくと愛に溢れてくる…
愛は言い過ぎですかね。
インターネットの世界だって、向こう側には人がいて、関わりやすいからこそ、その距離感や関わり方は絶妙。
人が人だって思うのはなんだろうなって考えたら、それは「厚み」かもしれないと思っていて。どんな人にも、想像できない程の深みがある。それは考えてるだけではなくて、人と関わっていたらたくさん感じる。
人と比べると少し浅い人生かもしれないけど、こうやって文章を書いているハイボールたじまも、もちろん人間。
そして、この文章を読んでくれているあなたも。もちろん人間。
あなたがどんな人生を歩んできたかを私は知る由はないけど、今日まで生きてきたことは分かる。おこがましいかもしれないけれど、この店に来てくれる人がちょっとでも楽しかったな。来てよかったなって思ってくれるとそれはこの上なく嬉しいことです。
ブログを見て会いに来てくれる人がいるなんて、ちょっと泣ける。